
| 企業名 | 殖産ベスト株式会社 |
| 設立年月日 | 1990年4月1日 |
| 従業員数 | 74名 |
仲介ALL ONE(以下 CAO)の導入前には、
どのような課題がございましたか?
当時、現場の状況は結構大変でした。
まず、顧客管理と物件管理のシステムがバラバラで動いていて、それなのに売上や社員の評価といった大事なデータは、全部Excelで手入力していました。おまけに、申請・承認は紙でグルグル回すという、とにかく非効率な状態だったんです。
一番の悩みは、売上が特定のエースに頼りきりの「属人化」です。「彼が辞めたらどうなるんだ?」という不安が常にありましたし、組織として継続できる仕組みがほとんどできていませんでした。
お客様の情報も、システムに入っているのは名前と連絡先くらいで、「お客様が何を求めているか」「どういうアクションをしてきたか」という一番知りたい情報は、担当者の頭の中にしかありませんでした。これでは、会社の財産として全く活かせません。
さらに、反響分析や費用対効果の検証もExcel頼み。創業から30年以上経っていて、ファイルが膨大すぎて、必要なデータの集計も分析も一苦労という状況でした。
CAO の導入の決め手となったものは何でしたか?
導入の最大の決め手は、当時の課題であった「システムの分断」「非効率な手作業」「属人化」を、仲介オールワンが一気通貫で解決できる点にありました。
まず、顧客、物件、反響、売上、評価といったすべての情報を一つのプラットフォームに集約できるため、バラバラだったシステムや膨大なExcel・紙の管理から完全に脱却できます。これにより、全業務の圧倒的な効率化が見込めます。
そして、担当者の頭の中にしかなかった顧客ニーズや活動履歴が組織の共有資産化され、集計・分析も自動化されることで、「なんとなく」ではないデータに基づいた迅速な経営判断が可能になります。
結果として、「エース頼み」の属人化体制から脱却し、誰が担当しても質の高いサービスを提供できる、持続可能な組織体制を構築できると確信したことが決定打となりました。
CAOを導入してから得られた効果はございますか?
仲介オールワン導入により、全業務の一元化とデータ活用が実現しました。
まず、手作業で行っていたKPI集計や各種分析業務が自動化され、事務作業時間が大幅に削減されました。紙とExcelがゼロになり、社員は内見や交渉など付加価値の高いコア業務に集中できるようになりました。
最も大きな成果は、顧客ニーズや対応履歴が組織全体で共有され、「情報の属人化」が解消したことです。新入社員でも必要な情報を即座に把握し、迅速に成果を出せる体制に変化しました。
これにより、「エース頼み」から脱却し、組織全体の営業力が底上げされました。さらに、反響ごとの費用対効果もリアルタイムで可視化でき、データに基づいた迅速かつ正確な経営判断が可能となり、安定的な売上最大化へと繋がっています。