企業名 株式会社グランプラス
設立年月日 2012年4月2日
従業員数 58名

分譲ALL ONE(以下 BAO)の導入前には、
どのような課題がございましたか?

BAOの導入以前、弊社では主に情報の属人化と管理の非効率さという点で、複数の課題を抱えていました。

まず、仕入営業においては、各担当者が個人的なつながりで不動産仲介業者とやり取りをしていたため、営業活動が属人化していました。その結果、社内でのタイムリーな情報共有が難しく、複数の担当者が同じ物件情報を追いかけてしまう「案件のバッティング」が発生することがありました。

また、案件の進捗管理も非効率な状態でした。事業計画書は担当者それぞれが個別にExcelで作成していたため、会社全体として「今どれだけの案件があり、それぞれの進捗がどうなっているのか」をリアルタイムで把握することができず、週に一度の会議での報告と手作業による集計に頼らざるを得ませんでした。

さらに、仕入契約後の販売管理も、別のExcelファイルで個別に行われていたため、最新の販売状況をリアルタイムで共有できていませんでした。こうした情報の分断は予実管理にも影響を及ぼしていました。一貫したデータ管理ができていないため、そもそも予実管理が全く行われておらず、プロジェクト完了後に最終的な利益や利益率を算出するには、その都度ゼロから計算し直すという大きな手間が発生していました。

BAO の導入の決め手となったものは何でしたか?

最大の決め手となったのは、仕入契約から販売決済まで、すべての情報を「ひとつのデータベース」で一元管理できるという点に大きな魅力を感じたことです。これにより、これまで情報が点在していた課題を根本から解決できると考えました。

また、BAOが世界的に評価されているSalesforceのプラットフォーム上で構築されたアプリケーションであることも、システムの信頼性やセキュリティを重視する上で重要な判断材料となりました。開発元であるブリードイン株式会社の存在も大きな決め手で、同社はグループ内に不動産会社を持っており、業界特有の課題感やその解決策を深く理解しているという安心感がありました。実際に、こちらの希望に沿った仕様の構築や的確な提案をいただけたことも、導入を後押しする心強い要素となりました。

BAOを導入してから得られた効果はございますか?

BAOを導入したことで、以前の課題であった情報の属人化と非効率な管理体制が解消され、多くの効果を実感しています。

まず、経営数値の見える化が実現しました。仕入案件の契約状況、販売在庫数、さらには利益や利益率、そして今期の売上といった重要な経営指標が、人の手を介さずにリアルタイムで自動集計されるようになったことは、非常に大きなメリットです。

次に、社内での情報共有が円滑になりました。入力データや表示形式を標準化することで、仕入から販売までの契約状況を、誰でも正確に、そしてリアルタイムに把握できるようになりました。

さらに、当初の目的であった案件管理に留まらず、社内の情報共有ツールとしてもBAOの活用が進んでいます。Chatter(社内SNS)やカレンダー(設備予約)といった機能も積極的に利用することで、社内コミュニケーションの活性化にも繋がっています。

               

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